
国際歯科医療安全機構
新着情報information
2024年 第8回 国際歯科医療安全機構 総会・学術大会のご案内
松本歯科大学
大会長 栗原 祐史(松本歯科大学 歯学部 口腔顎顔面外科学講座 教授)
第8回 国際歯科医療安全機構総会・学術大会を下記の要領にて開催いたします。
「地域医療から取り組む医療安全の発展を目指して」
また本学術大会は、
・歯科診療報酬(歯科点数表)の初診料の注1に係る施設基準の「院内感染防止に係る標準予防策および新興感染症に対する対策」、
・歯科外来診療環境体制加算1及び歯科外来診療環境体制加算2に関する施設基準の「偶発症に対する緊急時の対応、
医療事故対策等の医療安全対策に係る研修」
に該当します。
セミナー終了後、修了証を発行します。
日 時:2024年1月21日(日)9:30〜17:10
形 式:現地開催及びZoom Webinarによるオンライン開催(ハイブリッド開催)
会場:【現地開催】松本歯科大学 図書会館2F学生ホール
【オンライン】Zoom Webinar
参加費:歯科医師・医師 3,000円
歯科衛生士・歯科技工士・看護師 1,000円
学生 無料※
※学部学生、医療系学生、外国人留学生(大学院生を含む)
参加登録・方法:参加には事前登録が必要です。下記リンクからお申し込みください。
https://gentle-cliff-0005d2400.3.azurestaticapps.net/user/moshikomi-free/195
参加登録期間:2023年3月1日(水)〜2024年1月19日(金)
【問い合わせ先】
第8回 国際歯科医療安全機構総会・学術大会 準備委員会 事務局
松本歯科大学 歯学部 口腔顎顔面外科学講座
実行委員長:栗原 祐史
準備委員長:李 憲起
E-mail:
TEL&FAX: 0263(51)2066(口腔顎顔面外科学講座医局)
【プログラム】
◆ テーマ「地域医療から取り組む医療安全の発展を目指して」
● 大会長講演
栗原 祐史 (松本歯科大学 口腔顎顔面外科学講座 教授)
●特別講演①
田口 明 (松本歯科大学 歯科放射線学講座 教授)
●特別講演②
澁谷 徹 (松本歯科大学病院 歯科麻酔科 教授)
●特別講演③
吉成 伸夫 (松本歯科大学 歯科保存学講座 教授)
●ランチョンセミナー
矢島 安朝 (松本歯科大学銀座8丁目クリニック院長 教授)
●特別講演④
相馬 啓子 (松本歯科大学病院 耳鼻いんこう科 教授)
●特別講演⑤
清水 武 (長野県歯科医師会 大門歯科クリニック)
●特別講演⑥
吉村 理恵 (新百合ヶ丘総合病院 歯科衛生士)
●特別講演⑦
横山由香里 (長野県立こども病院 ICN 看護師)
●企画講演
瀬戸 晥一 (一般社団法人国際歯科医療安全機構 理事長)
【ご入会】
国際歯科医療安全機構では会員に対して、医療安全に関する情報発信や医療安全の「認定」授与など行っております。
この機会にご入会いただけますようお願い申し上げます。
● 歯科医師・医師=8,000円
● 歯科衛生士・歯科技工士・看護師=2,000円
● 医学系学生=2,000円
国際歯科医療安全機構設立に向けての趣意Global Platform for Dental Patient Safety
医歯二元論が世界に定着して2世紀に達しようとしていますが、その間多くの試練を経ながらも医療と歯科医療とはそれぞれ異なった業として協調しながら患者の健康増進のために努力して参りました。
歯科医療にあっては口腔衛生学、予防歯科学、歯科保存学、小児歯科学、補綴歯科学など各専門領域の努力によって、むし歯の予防および治療体系が大きく実を結ぶことが出来ました。
一方最近になって歯周病が最も有病率の高い国民病として挙げられ、全人的な関わりを持つ疾病と指摘されるようになりました。
また周術期の口腔管理を行うことにより誤嚥性肺炎を予防できることがわかり、国民医療の中に組み入れられています。さらに介護支援、在宅歯科医療などはこれからの歯科医療の重要な位置を占めることが予想され、高齢社会における口腔医療の現場での安全管理は喫緊の課題であります。
いまや歯科医療と医科医療が現場で乖離して存在する意義は薄れ、実質的には医科と歯科の協力連携から質的な融合へと進み、医療の中の歯科医療と位置づけられてはじめて患者さんは安心されることでしょう。
医療のなかの歯科医療という概念が日常の臨床で浸透している口腔外科、口腔内科、歯周病科、歯科麻酔科、歯科放射線科などの専門医は、このような概念をしっかり育み一般臨床歯科医に遍く敷衍する責務があります。
歯科医療における安全管理、感染対策をはじめとして救急管理、全身管理、口腔領域以外の疾病の病態知識と医療との連携方策などを含めて、歯科医療人に必須の医科医療コンセプトの共有を目標として以下のような骨組みを原則として「国際歯科医療安全機構」を起ち上げるべく決意いたしました。
- 1.歯科医療に携わる全ての職種の方々を対象として、国民が安心して身を任せられる普遍的な安全歯科医療の確立を目指すとともに、医療と歯科医療の質的な融合をはかる。
- 2.日本医療安全調査機構ならびに日本医療機能評価機構などの安全管理を趣旨とする組織と協調し、歯科領域における安全管理の強化をめざす。
- 3.歯科医療関係者のみならず、医師、看護師、介護士、弁護士など医療にかかわる多職種の専門家を構成員として、安全管理を専門とする協力者ならびに行政と緊密な連携のなかで患者安全のための教育敷衍活動をする。
- 4.会員ならびに賛助会員を募集し、最小限の会費により運営を賄う。
- 5.年一回の総会のほか、要望に応じて複数回、各地域で研修会を開催する。
- 6.安全歯科医療のエビデンスを求めて必要な研究を積極的に行う。
- 7.具体的な活動方針ならびに役員構成は全て設立総会に諮り決定する。
上記の基本方針のもとに、日本医療安全調査機構理事長、地域医療振興協会会長 高久 史麿先生、日本医療機能評価機構(JQ)理事、九州大学教授 後 信先生に顧問就任をお願いし、御快諾を頂戴しました。
平成30年4月13~14日東京にて第3回閣僚級世界患者安全サミットが開催され、瀬戸、瀬尾が参加いたしました。
今や患者安全が世界の保健政策の中心的な課題であることを改めて認識いたしました。
世界の保健相および錚々たる専門家が集い、2日間にわたる熱心な討論の後に加藤 勝信厚生労働大臣より「Tokyo Declaration on Patient Safety」を宣言いたしました。
同時にこの会議において日本の役割が大きいことが確認されました。本会議に世界各国から千名余の医師、看護師、介護士、弁護士など医療にかかわる多職種の専門家が参加して熱心な討論を繰り広げられたわけですが、歯科医師の参加は我々以外にはおらず、歯科医療における患者安全対策が喫緊の課題であり、本学会の設立の意義を痛感致しました。
本会は全ての歯科医師、歯科衛生士など歯科医療人を対象として、全身管理、病態管理、外科管理、救急医療、感染対策、災害医療、疫学などを中心として、多岐にわたるテーマに関してともに勉強し、高齢社会に対応した歯科医療の資質の向上と共有化を目指す学会横断的な歯科医療資質向上コミュニティとしたいと望んでおります。
講演や実習指導をお願いする指導者は我が国内外の第一線で活躍している医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、弁護士などにお願いしたいと考えています。
国際歯科医療安全機構
発起人代表
瀬戸 晥一、嶋田 淳、瀬尾 憲司
発起人
浅海 淳一、有地 榮一郎、飯島 毅彦、池田憲昭、池谷 進、池邉 哲朗、石井 宏昭、石川 好美、和泉 雄一、市ノ川 義美、植野 高章、梅田 正博、太田 嘉英、小川 隆、春日井 昇平、金子 明寛、金田 隆、金村 成智、亀井 和利、川尻 秀一、岸本 裕充、北川 善政、木村 壯介、 桐田 忠昭、栗田 賢一、河野 憲司、古郷 幹彦、小郷 直之、小林 正治、佐々木 朗、佐々木 啓一、佐藤 健一、佐藤慶太、里見 貴史、里村 一人、式守 道夫、嶋田 淳、島村 大、下郷 和雄、白川 正順、代田 達夫、新保 悟、瀬尾 憲司、瀬戸 晥一、瀬戸 一郎、高久 史麿、髙橋 哲、 武井 典子、田中 彰、近津 大地、土持 眞、鄭 漢忠、永易 裕樹、長尾 徹、長崎 正継、中村 誠司、野村 武史、橋本 弘幸、畑 毅、埴岡 隆、林 勝彦、半田祐二朗、日比 英晴、深山 治久、福田 仁一、船越 栄次、星 和人、堀江 彰久、前田 初彦、松尾 浩一郎、松尾 朗、松本 圭司、 宮崎 隆、宮脇 卓也、柳井 智恵、山下 佳雄、山根 源之、吉田 憲司、若林 則幸、渡辺 一夫、渡邉 文彦
(順不同、五十音順)