20240606 第2回OralScienceCafe 令和6年度歯科診療報酬改定への対応について
概要
第2回オーラルサイエンスカフェ
日時 :2024/06/06 19:00
参加者: Owner、keiseikai@kosesika.or.jp、和泉逸平、Kanichi Seto、LUZ大森アプル歯科医院、Izumi MATAGA、秀樹 関谷、あべ、TAKASHI OGAWA、奥羽大 山森徹雄、迫田隅男、浅井澄人、北村 豊、湯瀬博子、Rie Yoshimura、Tetsu Takahashi、Shohei KASUGAI、木村美恵
全体要約
- 第2回オーラルサイエンスカフェでは、歯科医療における歯科衛生士の重要性とその課題について議論が行われました。特に8月24日に昭和大学で開催される第9回国際歯科医療安全機構の学術集会のテーマとして「歯科衛生士の役割向上」が取り上げられました。参加者からは歯科衛生士の教育や待遇改善の必要性が強調され、多くの具体的な提案が出されました。また、日本の歯科医療全体の問題点についても議論が広がり、免許更新制度の導入などの提案もありました。
第9回国際歯科医療安全機構学術集会について
- 開催日時:2024年8月24日13:00-17:00
- テーマ:「新しい医科歯科連携による患者安全への提案」
- 講演者:小嶺先生(令和6年健康保険改定要項について)
- シンポジウム:小嶺先生を中心に30分間の自由討論
歯科衛生士の役割と課題
- 歯科衛生士の離職率が高いことが問題視されている
- 給与や社会保障、人間関係などが離職理由として挙げられる
- 4年制大学卒業者の給与体系改善が必要
- 訪問歯科診療や接触嚥下リハビリテーションなど新しい役割への対応が求められる
歯科技工士の問題
- 技工士不足が深刻であり、教育や待遇改善が必要
- 技工士教育を軽視してきたことへの反省
歯科医師免許更新制度について
- 免許更新制度の導入を提案
- 障害学習として学会参加を義務付けることで質の向上を図る
次回までに
- 8月24日の学術集会に向けて準備を進める
- 施設基準研修や医療安全研修を実施予定
- 以上
以下、告知=====
店主より
いつもオーラルサイエンスカフェをご贔屓いただきありがとうございます。前回何かトピックはないだろかと尋ねたところ、真っ先に手があがり「いま日本の歯科界で最大のピンチは衛生士の問題です。」との声あり。そうしたら「本当にその通り。」「衛生士の離職者が多く、多くの衛生士教育施設は定員割れだ。」「技工士学校はもっと悲惨でほとんど潰れそうな現状です。」などの意見が次々と寄せられました。
そう云えば予てより、どうしてアジアにはDental Hygienistなる職種がないのだろうかと疑問に思っていました。ひょっとするとアジアにおける歯科医療、歯科医業が伝統的に低調なのは案外そのようなところに原因があるのかもしれないと呟くと、「アジアの前に先ず日本の歯科医業が危機的な状態にあることを考えるべき」との囁きが聞こえてきました。
本年3月には「令和6年度診療報酬改定の概要」なる部厚な冊子が配布されました。その内容は全編にわたって画期的で、全てのページにわたって革新の英気に溢れているではありませんか。せっかく歯科医療者の意識改革を促すべく厚生労働省が舵を切ってくださったので、我々市井の歯科医療者は今こそ全力を挙げて歯科医療改革に取り組むべきであろうとの考えに至りました。
具体的には国際歯科医療安全機構から院内感染防止、感染経路別予防策を初めとして偶発症、緊急時対応を含む医療安全対策、口腔機能管理、高齢者および小児の心身の特性に関わる研修を継続的に研修、研鑽事業を重ねたいと志しました。在宅医療が大きく発展するなかで歯科医師、歯科衛生士チームと看護介護チームとの緊密な共同作業などが喫緊の課題となってくるでしょう。
特に今回の「歯科診療報酬改定の概要」には医療従事者の賃上げに向けた評価が新設され、歯科衛生士、歯科技工士、歯科業務補助者を対象として賃上げに向けた評価が新設されています。これらに関して我々はもっと研鑽を積んで今回の行政の動きに率直について行こうではありませんか。6月6日(木)のオーラルサイエンスカフェではこんな話題が出るかもしれません。皆様の積極的なご意見を期待しています。学生さんも含めて歯科医療界のどのような立場の方も、歯科以外の方も、関係業者の方々も大歓迎で、どんどん発言していただければ幸いです。コーヒーは準備できませんが参加費はタダです。
第2回 令和6年度歯科診療報酬改定への対応について
◎2024年6月6日(木)19時から20時
◎参加費用:無料
瀬戸晥一理事長より前回の振り返りを行って、フリートークに入りたいと思います。
※途中参加、途中退席、顔出し、顔出し無しに制限はございません
会の目的
一般社団法人国際歯科医療安全機構は各歯科関連学会の先生方にご参画頂いております。
学会、世代を超えて、交流の場を作っていきたいと考えています。
お申し込み
一度お申し込みをされた方には、zoomルームアドレスをお送りさせて頂きます。
(毎回のお申し込みは不要です)